2011年10月19日に投稿した記事を再投稿します。
まだまだ周知されているとは言い難いようなので、追記も加えます。
最近多い、アロマの香りの柔軟剤や消臭スプレー(ファ○リー○)等、何気なく使っている人間用の芳香剤が猫や犬達に重篤な健康疾患を与えている事を知って頂きたい。
また、タバコの煙もしかりです。猫は体を舐めます。タバコのヤニが着いた被毛を愛猫が舐めていると思ってもまだタバコを家の中で吸えますか?
可愛い我が子を守るのは飼い主さんしかいません。
以下、以前の再投稿内容をコピペします。
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ツイッターの方で何度か取り上げていました猫とアロマの危険性について。
ご存知の方も多いと思いますが、まだ知らない方もいらっしゃるようなので改めてここに記載します。
近年流行しているアロマテラピー、今はいろんな製品にアロマ(精油)が含まれています。
洗剤やシャンプー、ハンドクリーム、除菌消臭スプレーやペット用品などにも。
でも、猫ちゃんがいるお家では使用をさけた方が良いです。
私は匂いの強いものは苦手で、猫も嗅覚には敏感だからきっと不快なのではないかなぁ、
猫はグルーミングで体中を舐めるからハンドクリームを付けた手で触っては毒になるんじゃないかなぁ、
などと思って調べたのがきっかけです。
ここから↓以前気になって検索した際に見つけた、分かりやすく説明してくれているサイト様の記事を引用させて頂きます。
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「猫と暮す工夫」猫にアロマは危険?! より転載多くの人の目にふれます様に、
『猫ねこ日記』より転記します。
お友達のたま子さんが、mixiの日記に『猫にアロマ(精油)は危険!?』とお書きになったのを読んで、とても驚いたので、こちらにも書かせていただきます。
その記事に、お友達がコメントを書かれていて、いろいろ読ませていただいてビックリしました。
猫に危険な物には気をつけていたつもりでしたが、天然成分のアロマ系は私にとっては盲点でした。
大胆に要約すると、犬以上に大きな動物には、有効なアロマオイルやアロマエッセンシャルでも、猫や他の小動物にとっては、死亡例まで有るほど危険なものだという事です。
そして、舐めたりして口に入る場合だけではなく、蒸発させたり揮発させたり、空気中にシュシュッと噴霧したりした物を吸い込んだ場合に、少量づつ体内に蓄積された成分で、少しずつ体調が悪くなっていってしまう事も有るそうです。
たま子さんのお友達が、教えてくださったブログに、とても詳しく書かれています。
【がんばる猫・製油】 色々な事を詳しく調べて丁寧に分かりやすく書いていらっしゃるブログで、他にも役立つ知識が満載です。
ぜひ、お時間が有る時に、読んでみてください。
それから、がんばる猫の中で紹介されていた獣医さんのブログですが、こちらも大変に詳しく書かれています。
【はぐれ獣医 純情派~異論!ワン論!】 もしかして、PCでしか読めないかもしれないので、一部抜粋します。
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何故猫ではエッセンシャルオイルを代謝できないのでしょうか? ほとんどの動物は体内に摂取した毒物は肝臓で酵素(UDP-グルクロン酸転移酵素)により解毒(抱合反応)されて尿や便から排泄されます。
特に犬と馬は他の動物に比べてエッセンシャルオイルに耐えることができます。
獣医界において「猫は小さな犬ではない」という格言がありますが、猫は犬や人間の肝臓と同じではなく、解毒に関係する酵素を一部合成できないことが判明しており、あるエッセンシャルオイルの芳香成分を代謝できません。
従って猫にエッセンシャルオイルを使ったアロマセラピーを行うと、エッセンシャルオイルの成分が完全に代謝できずに体内に蓄積され、肝臓にダメージを与え死に至ることさえあります。
フェレットにも代謝機能の異常が報告されており(ただし、フェレットではUGTをつくる遺伝子の異常は報告されていません。
雌の方が代謝の速度が遅いようです。)、安易にエッセンシャルオイルを用いたアロマセラピーを行うことは、リスクが高いようです。
猫やフェレットは、真の肉食動物と言われているように、積極的に植物を体内に取り込む必要性がない生活を営んできています。
植物の成分を代謝する機構が十分に整っていないと考えられます。
そのため、人工的に濃縮された植物成分であるエッセンシャルオイルは、解毒ができなくて当然なのかも知れません。
多くの家庭用洗剤やOTCに陳列されているペット製品(シャンプー、コートスプレー、イヤークリーナー、ノミよけ首輪)にも、除菌や消臭効果を得るためにエッセンシャルオイルの成分が添加されています。 エッセンシャルオイルの暴露による猫の症状と対策 例えば、子供でペパーミントオイルの主成分であるメントールを鼻に投与した場合、呼吸器疾患の報告がされています。
このように用法・用量を間違えると人間でも問題となることがあります。
一方、猫ではエッセンシャルオイルの暴露によって口腔粘膜の炎症、神経症状、眩暈(めまい)、よだれ、下痢、筋肉の振るえ、運動失調、低体温、食欲不振、吐き気などの徴候を表します。
局所的には眼の異常(角膜潰瘍、発赤、痛み、涙流、まぶしがる)や皮膚の異常(炎症、赤み、腫れ、痛み、痒みやパットや肢間の炎症)がみられます。
特に猫はグルーミングをするので皮膚への暴露は口腔内の症状にも発展します。
口腔の粘膜などに異常が限局する場合は、牛乳や水を飲ませてください。ヨーグルトやアイスクリームでも構いません。
猫が好んで飲まない場合は希釈するためにシリンジを使って強制投与して下さい。
その際は、誤って肺に入れないようにすることが大切です。
しかし、最も大切なことは、異常がみられたら、すぐに動物病院を受診することをお勧めします。
転載ここまで
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フォレスタ動物病院 猫のアロマセラピー → 危険性があります より転載猫にアロマセラピー → 危険性を伴います
アロマセラピーは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)と呼ばれる成分をベースにした療法です。その効果は素晴らしい期待がもてる一方、間違った使用には当然危険が伴います。
例えば、猫にアロマセラピー(精油の使用)は危険であるという事。
精油は揮発性で脂溶性の有機化合物です。
猫では、人や犬と異なり精油を代謝する肝臓の機構のうちの一つ、肝臓第2相のUDP-グルクロン酸転移酵素の生成が完全ではない(不十分)。つまり、精油成分を十分には代謝できないのです。
もちろん急性中毒にかかる可能性もありますが、すぐには症状が現れず、何年もかけ徐々に肝臓への負担が蓄積され、肝不全を起こす場合もあると考えられます。もちろんその間に自然治癒していて結果的には問題がない場合もあると考えられますが、やはり気をつけていかなくてはなりません。
つまり、猫においては、残念ながらすべての精油を使用しないようにしましょう。
飼い主の方が部屋でアロマセラピーによる芳香浴をしていた場合も同様です。その部屋には猫が入らないようにする。もし行う場合は、その後の換気をしっかりとする、など気をつけてるようにして下さい。また、柑橘系成分の入った(消臭などの)スプレーなどもあまり良くないと考えられます。
どうしても猫に使用したい場合は、精油の精製過程で副産物として得られるハイドロゾル(フローラルウォーター)を使用するのが良いかと思われます。こちらは、精油の水溶性分を含むものです。しかしながら、その精製過程が信用できる会社はとても少ないのではないかと思われます。
その食性が、根っからの肉食である猫は、はるか先祖の時代より、植物を取り入れる必要があまりなかった為にその精油成分を代謝する酵素が不完全なのかもしれません...
恐ろしい話ですが、猫にティートゥリー入りのシャンプーをした次の日に亡くなってしまったり、飼主の方がアロマ好きで数年後に飼猫が中毒になってしまった例も聞いております。動物によりその代謝経路は異なり、生活様式も違います。人に対してのアロマセラピーが広まっている今、ペットに対してのアロマセラピーを人と同様に考えてしまうのは危険を伴います。
また、昨今とても多くの情報が簡単に手に入る一方、間違った情報も混在しているのです。ペットに対するアロマはまだまだ未知な部分が多いため、(効果に対して期待がもてる一方で)慎重に使用していく必要があります。
転載ここまで。
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このように危険性が訴えられているにも関わらず、知ってか知らずかペット用品のメーカーではアロマが配合された製品を販売し続けている所もあるようです。
買う(飼う)側がしっかりと知識を持って愛猫を守らなければなりませんね。
ついでに、猫が食べてはいけない物の記事もリンクを貼っておきます。「特に危険 猫が食べてはいけないもの」ちなみに我が家は香料・着色料・防腐剤無しの無添加せっけん愛用(^^)
以上長々と失礼致しました。
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